同棲していた頃の話
私、彼が大好きだった。
今ではどんなふうに彼を愛していたのか、
感覚が思い出せないんだけど、
でも、私の人生はこの人と歩んでいくものだと本気で思っていたんです。
本当に本当に大好きで、
身体を壊すくらい相手に尽くす生活だったけど、
あの頃のむくわれなかった愛が切ないと、たまに思い出すんだよね。
彼がこういうふうに好きだった。
とかの思い出し方じゃなくて、
むくわれなかった自分の気持ちの部分を思い出す。
もう彼の顔もだんだんぼやけて、
違和感なく名前を呼んでいた感じも今はないし、
だけど、あのころの私の切なかった気持ちはいつまでも忘れられないんだと思う。
私、本当に好きだった。
人生で最初で最後の人を愛した経験だったのかもしれない。
お金も見栄も何もいらなかった。
彼に好きだよ、ありがとう。
と、言われてる限りは大丈夫だったのに。
言葉で伝える大切さを、彼は理解できなかったみたいだから終わったんだと思う。
まぁ、愛は盲目って、終わってから実感したわぁ。。
ははは
元気で楽しく健康に生きていればいいなぁ。
良い思い出もたくさんあるし、
悪い思い出、悩んだ思い出たくさんあるけど
だけど人を深く愛せてよかったなぁと思う。